カフェ好き必見!3Dラテアートの世界をのぞいてみよう

3Dラテアートって聞いたことありますか?
カフェラテの上に、まるでぬいぐるみのような動物やキャラクターがちょこんと乗っている…。そんな不思議で可愛いアートが、いまSNSやカフェ好きの間で静かに注目を集めています。
それが「3Dラテアート」。この記事では、その魅力や作り方、そして背後にある科学を、初心者でもわかりやすくご紹介します。
3Dラテアートの基本:2Dとの違いとは?
一般的なラテアート(2Dラテアート)は、エスプレッソの上にスチームミルクを注ぎ、ハートやリーフなどの模様を描きます。
一方、3Dラテアートは、たっぷりの泡立てたミルクフォームをスプーンで盛り付け、立体的な動物やキャラクターを作るスタイル。
仕上げにはチョコソースや竹串を使って顔や模様を描き、SNS映えするかわいらしい作品が完成します。
Kohei Matsunoさん(東京・台東区のカフェ「Hatcoffee」店主)は、3Dラテアートの第一人者として知られ、お客様のリクエストに応じて犬・猫・アーティストなど多彩な作品を作成しています。
美しい3Dフォームを作るには?ミルクの科学がカギ
実は、3Dラテアートで最も重要なのはミルクフォームの質。ミルクの中の「タンパク質」と「脂肪」が泡の安定性を左右します。
- タンパク質:泡の表面を安定させ、構造を保つ働きがある
- 脂肪分:風味は豊かになるが、泡の安定性は下がる
- 温度管理:加熱しすぎるとタンパク質が変性し、泡が崩れる
理想的なスチーム温度は以下の通り:
- 牛乳:約60〜65℃(最大70℃まで)
- 植物性ミルク:種類により異なるが60℃前後が目安
参考出典:Higher Grounds Trading Co.
注ぎ方のコツ:高さ・角度・スピード
2Dラテアートと違い、3Dラテアートはスチーム直後にミルクを注ぐというより、スプーンですくって盛り付ける作業がメイン。ここでのコツは以下の3つです。
- フォームを30秒ほど落ち着かせる:上部の硬い泡だけを使いやすくするため
- ベースを先に注いでおく:ラテの表面を平らに保つ
- 細部は竹串やラテアートピックで調整:目・鼻・輪郭などを繊細に描写
慣れてきたら「ハート」「くま」「ネコ」などのモチーフからチャレンジしてみましょう。
自宅でできる3Dラテアートの作り方
3Dラテアートは、電動ミルクフォーマーやフレンチプレスがあれば、家庭でも楽しめます。
- 耐熱カップに100mlの牛乳を入れ、40〜60℃に温める
- 空気を含ませるようにしっかり泡立てる
- 泡を1分ほど置き、上部の硬い部分をスプーンですくって使う
- コーヒーの上にベースを乗せ、追加の泡で形を整える
- チョコペンや竹串で仕上げの顔や模様を描く
※泡がへたる前に手早く作るのがポイントです。
出典:読売新聞オンライン
3Dラテアートを楽しめるカフェスポット
東京・台東区の「Hatcoffee」では、Kohei Matsunoさんによる本格的な3Dラテアートが楽しめます。
また、近所で作業にぴったりなカフェを探したいなら、Café Cherché(カフェ・シェルシェ)の利用が便利。
Wi-Fi・コンセント・静かさ・混雑状況などがマップで確認でき、作業カフェ選びにぴったりです。
まとめ:技術と遊び心が詰まったラテアートの世界へ
3Dラテアートは、見た目の可愛さだけでなく、ミルクの性質や温度管理など、ちょっとした「科学」と「職人技」が詰まった奥深い世界です。
お気に入りのカフェでその一杯に癒されたり、自宅で挑戦してみたり…。
あなたのカフェタイムがもっと楽しく、豊かになりますように。
