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2025年はサンマが豊漁!“今年”の秋は久々に脂ののった味覚を楽しもう

2025/09/05 15:37
2025年はサンマが豊漁!“今年”の秋は久々に脂ののった味覚を楽しもう

最近、スーパーで“脂がのったサンマ”を見かけましたか?

2025年の秋、かつてないほど「サンマ」が注目を集めています。ここ数年、魚体の小型化や記録的な不漁が続いていた中、今年は久々に「大ぶりで脂ののったサンマ」が全国の店頭に並び始めました。秋の味覚の代表格が、再び私たちの食卓に帰ってきたのです。

なぜ“今年”のサンマが注目されているのか

近年、サンマの漁獲量は深刻な低下傾向にありました。2022年の漁獲量は過去最低の約1万8,000トン、価格も高騰し、「旬の庶民的な味覚」が遠い存在になっていた方も多いのではないでしょうか。しかし2025年は、8月下旬の時点で、東京都の豊洲市場において117トンという近年にない水揚げ量を記録。これは昨年の同時期と比べても約2倍にあたり、水産業界でも驚きの声が上がっています。

さらに、今年のサンマはただ数が多いだけではありません。北海道から届く個体は、平均130~140グラムと、ここ数年よりも一回り大きく、脂ののりも良好。東京都練馬区の鮮魚店「魚屋シュン」では、180グラム級の大型サンマが税込540円で並び、店主も「久々に手が届きやすい価格になった」と語っています。

豊漁の背景にある“海の変化”と国際的管理

なぜ、2025年はサンマの“当たり年”となったのでしょうか? 全国さんま棒受網漁業協同組合の発表によれば、以下の要因が挙げられています:

  • 海中の餌の状態が良好で、サンマの成育が進んでいる
  • 国際的な漁業資源管理が進み、過剰漁獲が抑制された
  • 水温や潮流などの海洋環境が好転した可能性

特に注目したいのが「国際的な資源管理」です。日本は近隣諸国と協調して漁獲量の調整や資源保護の取り組みを進めており、その効果が少しずつ現れているとも言われています。私たちが食卓でサンマを味わう背景には、こうした“見えない努力”があるのです。

旬の味を楽しむなら「今」がチャンス

しかし、大石浩平専務理事も述べている通り、「いつまで豊漁が続くか分からない」という不安定さは残ります。だからこそ、“今”のうちに味わっておくのがおすすめ。サンマは秋に脂がのって美味しくなる青魚の代表格で、EPAやDHAなどの栄養価も高く、旬を逃すのはもったいない存在です。

ちょっとした食卓の工夫として、焼きサンマに大根おろしを添えたり、サンマの炊き込みご飯を作ったりするのもこの時期ならではの楽しみ方。外食やスーパーの惣菜だけでなく、自宅で旬を感じるメニューを取り入れてみてはいかがでしょうか?

サンマ雑学:実は名前に「三つの間」が関係?

最後に、ちょっと面白いサンマの豆知識を一つ。実は「サンマ(三間魚)」という漢字の由来は、「細長く、身が三間(約5.4メートル)もある」から……ではなく、「秋に取れて、細長い魚体を三つに折って干す」ことから名付けられたという説もあります。英語では「Pacific Saury」と呼ばれ、太平洋に広く分布している魚です。

また、サンマは夜に光を嫌う性質があり、「集魚灯(しゅうぎょとう)」で暗い場所に集める漁法が用いられてきました。こうした習性を利用した漁業の工夫も、秋の味覚が届くまでの舞台裏を物語っています。

秋を感じたら、次は“空間”にも季節を

食を通して季節を味わったら、次は「過ごす場所」でも秋を感じてみませんか? 落ち着いた時間を過ごせる作業カフェや静かな空間は、秋の思索や創作にもぴったりです。Café Cherchéでは、全国の作業しやすいカフェを、Wi-Fi・電源・混雑状況などの条件から簡単に検索できます。

美味しいサンマを味わった後は、お気に入りの空間で“読書の秋”や“仕事の秋”を楽しんでみてください。

まとめ:秋の“今だけ”を楽しもう

2025年のサンマは、ここ数年で最も期待される「旬の恵み」です。食卓に並ぶ脂ののった一尾には、自然の巡りと人の努力が詰まっています。秋の短い季節を、五感で味わうきっかけとして、ぜひサンマを手に取ってみてください。

そして、心地よい空間とともに、秋の時間をより豊かにしていきましょう。

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