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なぜ東京のカフェはいつも満席?カフェ難民問題に迫る

2024/10/28 22:01
なぜ東京のカフェはいつも満席?カフェ難民問題に迫る

今回は、都市部で急増しているカフェの混雑問題について、記事「都市部のカフェ混雑問題:休憩場所の不足と現代社会の影響」を参考にご紹介します。近年、カフェブームや観光客の増加が影響し、ちょっとした休憩場所として利用されてきたカフェが慢性的に混雑する状況が広がっています。その背景には、SNSの影響や季節的な要因も関わっていると考えられています。

都市部カフェの慢性的な混雑

都心部の渋谷や新宿といった繁華街では、週末になるとほぼすべてのカフェが満席となり、列ができるほど混雑する状況が続いています。SNSでも「どこも満席で探すだけで疲れる」との声が多く、都市部で気軽に休憩する場所が減少していることが問題視されています。

清澄白河に見るカフェブームの影響

2015年にブルーボトルコーヒー日本1号店がオープンしたことで注目を集めた清澄白河も、同様の状況に直面しています。カフェの聖地と呼ばれるほど多くのカフェが立ち並び、特に土日には人々が押し寄せて、入店待ちの行列が常態化しているといいます。

観光需要とSNSの影響

蔵前や清澄白河などのエリアでは、観光需要の増加がカフェの混雑を助長しています。SNSを通じて広がったカフェブームが若年層を中心に多くの客を呼び込み、また、外国人観光客の増加も「和の雰囲気」や「インスタ映え」を求めて訪れる人々が多い要因となっています。

長時間滞在が回転率に与える影響

リモートワークの普及により、カフェでの長時間滞在が増加しています。多くのカフェがWi-Fiや電源を提供しているため、ノートPCで作業をする利用者が増え、回転率の低下につながっています。カフェ側も「ワンドリンク制」や「混雑時には席を譲ってもらう」といった対策を講じていますが、十分な効果は得られていない状況です。

季節要因と気候変動による利用増加

気候変動の影響も都市部カフェの混雑に拍車をかけています。夏は涼を求める客で混雑し、冬には温かい飲み物を求めて来店する人が増えるなど、季節ごとの需要がカフェの混雑をさらに深刻化させています。

まとめ

都市部のカフェ混雑問題は、SNSを介したカフェブームの影響や観光需要の増加、リモートワークによる長時間滞在、さらには季節的な気候変動など、現代社会の複合的な要因が絡んで生じています。特に都心部では「ちょっとした休憩場所」が不足し、利用者が手軽に立ち寄る場所としての機能が失われつつあります。今後、カフェ側も柔軟な対応が求められると同時に、都市部での新しい休憩スポットの創出が必要とされるでしょう。



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