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春に気になる“黄砂”の正体と、健康を守る室内対策ガイド

2025/03/25 21:52
春に気になる“黄砂”の正体と、健康を守る室内対策ガイド

春になると、なんだか目がかゆいし喉もイガイガ…。でも「花粉症じゃないのに?」と思ったことはありませんか?
それ、もしかすると黄砂が原因かもしれません。
この記事では、黄砂の正体や花粉・PM2.5との違い、体への影響、そしてすぐに実践できる室内対策までを詳しくご紹介します。

花粉・黄砂・PM2.5の違いとは?

春に飛散する粒子として代表的なのが「花粉」「黄砂」「PM2.5」です。一見似ていますが、それぞれ性質や発生源、健康への影響が異なります。

項目花粉黄砂PM2.5
サイズ10〜100μm(例:スギ花粉は約30〜35μm)4μm程度2.5μm以下
飛散時期春(スギ・ヒノキ)、秋(ブタクサなど)春(3月〜5月)一年中(特に冬〜春)
飛散エリア全国西日本を中心に全国全国
発生源植物(スギ、ヒノキ、ブタクサなど)砂漠地帯(中国など)人間活動(工場や自動車の排ガスなど)
主な成分植物由来の有機物砂、鉱物(シリカ、アルミナなど)有機物、硫酸塩、金属成分など
健康への影響アレルギー症状(花粉症など)アレルギー症状、呼吸器系の刺激、視界不良などアレルギー症状、呼吸器疾患、心血管系疾患など

出典:SoftBank News(2024年5月31日)

黄砂が引き起こす症状とは?

花粉と異なり、黄砂そのものが抗原反応を起こすことはありませんが、以下のような物理的刺激による症状が現れることがあります。

  • 目のかゆみ、ゴロゴロ感
  • 喉のイガイガ、咳
  • 鼻水やくしゃみ(アレルギー様症状)
  • 肌荒れやかゆみ

PM2.5も同様の症状を引き起こすことがあり、花粉との区別が難しいのが実情です。
原因は断定しづらいですが、いずれにしても「異物の侵入」が体の負担になっていることは確かです。

今日からできる室内対策6選

黄砂・花粉・PM2.5の飛散量をゼロにすることはできませんが、生活の中で次のような対策を取ることで症状の緩和が期待できます。

  1. 空気清浄機を使用する:HEPAフィルター搭載の製品を選びましょう。
  2. 洗濯物は室内干しにする:黄砂が付着しないように注意。
  3. 窓を開けすぎない:換気は短時間、飛散量の少ない時間帯に。
  4. 玄関で服を払う:外出から戻った際は衣服や髪についた粒子を落とす。
  5. 床や棚をこまめに拭く:静電気で溜まりやすいため、湿らせた布で掃除を。
  6. 鼻うがいや洗顔を取り入れる:粘膜や皮膚からの侵入を防ぎます。

健康被害を防ぐために

これらの微粒子による健康被害は命にかかわる重症例はほとんどありませんが、QOL(生活の質)を大きく下げる原因になります。
集中力の低下や睡眠の質の悪化、肌トラブルなど、日常生活への支障は見過ごせません。

原因を100%特定するのは難しいですが、くしゃみや目のかゆみが続く場合はアレルギー反応の可能性が高く、適切な治療や生活環境の改善が必要です。

まとめ:違いを知ることで、対策も変わる

花粉・黄砂・PM2.5は、見た目では判断しづらいですが、それぞれの性質や発生源、影響は異なります。
まずは違いを理解し、自分の症状や体質に合った対策をとることが大切です。

「ただの花粉症だと思っていたけど、実は黄砂やPM2.5が原因だった」
そんなケースも多く見られます。
春の不調に悩まされないために、今日からできる対策をぜひ取り入れてみてください。



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