春のだるさは「春バテ」かも?今日から始める、ゆる温活で整える暮らし方

「最近、なんとなく朝がつらい」「昼間も眠くてぼんやりする…」
そんな不調を感じていませんか?
春は心地よい季節のはずなのに、なぜか体と気持ちが追いつかない。
その原因は、もしかすると“春バテ”かもしれません。
春バテってなに?
春バテとは、寒暖差・気圧の変化・ストレスなどによって自律神経が乱れ、だるさや眠気を引き起こす状態のことです。
春は1年の中で気温差が最も大きい季節。
日中は暖かくても、朝晩は肌寒く、体温調節にエネルギーを消耗します。
さらに、春先は気圧が乱れやすく、低気圧が続くことで副交感神経が優位になりすぎて、体が「休息モード」から抜けられなくなることも。
春バテの主な症状
- 慢性的なだるさ・疲労感
- 日中の眠気・集中力の低下
- 気分が落ち込みやすい・やる気が出ない
- 頭痛、めまい、肩こりなど
このような症状が続いていたら、「気のせい」ではなく体からのSOSかもしれません。
体を整える“温活”習慣がおすすめ
春バテ対策として大切なのは、自律神経のバランスを整え、エネルギーを消耗しすぎないようにすること。
その鍵となるのが、体を内側から温める「温活」です。
今日からできる春の温活ルーティン
- 起き抜けに白湯を一杯
胃腸を優しく目覚めさせ、体温をじんわり上げてくれます。ぬるめで飲みやすい温度がおすすめ。 - 朝ごはんをしっかり噛んで食べる
食事による体温上昇(食事誘発性熱産生)を活かすには、よく噛むことが重要。一口30回が目安です。 - “3つの首”を冷やさない服装
首、手首、足首は太い血管が通っていて、冷えると全身が冷えます。スカーフや靴下で温めましょう。 - なるべく階段、早歩き、大また歩き
筋肉を動かすことで熱が生まれ、代謝もアップ。無理のない範囲で、少しだけ意識してみて。 - 入浴は38〜40℃のぬるめのお湯で20〜30分
シャワーで済ませず、湯船にしっかり浸かって副交感神経を整えましょう。眠りの質もアップ。 - 目もと&首もとを温めて眠る
蒸気アイマスクや温熱シートで血流を促進。リラックスしやすくなり、寝つきもスムーズに。
春の食事も温活の味方に
春バテを防ぐには、食事にも少しだけ意識を。
ポイントは「筋肉の材料」と「熱をつくる栄養素」です。
意識したい栄養素
- たんぱく質:筋肉のもと。肉・魚・卵・豆製品などをしっかり。
- 旬の野菜:春キャベツ、菜の花、たけのこなど。栄養価が高く、体にもやさしい。
- 鉄・ビタミンB群:疲労回復に役立つ。レバー、納豆、ほうれん草など。
時間がないときは、アミノ酸サプリなどで補うのも◎。
「整える食事」は、無理せず続けることが大切です。
体温チェックも習慣に
朝起きたときに体温を測ってみましょう。
理想的な平熱は36.5〜37.0℃。35℃台の低体温が続いている場合は、体が冷えて代謝が落ちているサインかもしれません。
実測式の体温計を使い、5分ほどじっくり測るのがおすすめです。自分の「今」を知ることも、セルフケアの第一歩。
まとめ:春は“整える季節”に
春は何かと新しいことが始まる季節ですが、だからこそ、ちょっとした不調に気づきにくいもの。
「最近なんかぼーっとするな」「やる気が出ないな」
そんなときは、がんばりすぎず、自分をゆるやかに整える時間を持ってみてください。
温かい飲み物をゆっくり飲んで、季節の食材を味わって、少し歩いて、ぐっすり眠る。
春の不調は、「心地よい習慣」で自然と整っていくはずです。