知らないと損!日焼け止めの正しい使い方と成分選びで紫外線対策をもっと賢く

「ちゃんと塗ってるのに焼ける気がする…」 そんなふうに思ったことはありませんか? ネットで「日焼け止めは危険」という噂を見て、使わない方がいいのかな?と迷ったことがある人もいるかもしれません。
でも実際は、日焼け止めは正しく使えば紫外線から肌を守る大事な味方です。 Harvard Medical Schoolの皮膚科医ジェニファー・リン先生も Harvard Health で「噂に惑わされず正しい知識を」と伝えています。
ネットの噂に惑わされないで!本当のところは?
「日焼け止めが逆に肌がんを引き起こす」といった話を聞いたことがあるかもしれませんが、これは誤解です。 Harvardの調査によると、日焼け止めを塗る人ほど外で長時間過ごす傾向があり、結果的に紫外線をたくさん浴びることが原因だと分かっています。
また、日焼け止めに含まれるオキシベンゾンという成分が「ホルモンに影響する」と心配されることもありますが、 人への有害性は科学的に確認されていません。ラットに大量に与えた実験結果を人に置き換えると、 なんと277年分塗り続けないと同じ量にならないそうです。
日焼け止めの種類は大きく2つ!自分に合ったものを
日焼け止めには、大きく分けて次の2タイプがあります。
- ● 肌の表面で紫外線をはね返してブロックするタイプ (パッケージに「紫外線散乱剤」と書かれることも。赤ちゃん用や敏感肌用に多い。)
- ● 肌で紫外線を吸収して熱などに変えて逃がすタイプ (「紫外線吸収剤」として表示されることが多い。)
はね返すタイプは肌が白くなりやすいイメージがありますが、 最近は粒子をとても細かくする技術(ナノ化)のおかげで白浮きが目立ちにくくなっています。
どちらが良い・悪いではなく、肌質や使い心地の好みで選んでOKです。
皮膚科医が教える!失敗しない日焼け止めの使い方5つのポイント
米国皮膚科学会(AAD)の推奨ポイントを覚えておけば、もう怖くありません! 出典:AAD『How to apply sunscreen』
- SPF30以上で「紫外線A・B両方に効く」と書かれているものを選ぶ
 「SPF50」と書かれていれば安心ですが、30以上あれば十分です。色素沈着が気になる人は色付きタイプ(鉄分=酸化鉄入り)だと可視光もカットできます。
- 外に出る15分前に塗る
 塗ってすぐはまだ肌になじんでいないので、外に出てからでは遅いんです。
- 大人ならショットグラス1杯分が目安
 顔だけなら小さじ1杯。首や耳、足の甲、忘れがちな部分までしっかり塗りましょう。
- 2時間おきに塗り直す
 汗や摩擦で落ちやすいので、長時間外にいる日は必ずこまめに塗り直しましょう。
- 曇りの日・冬でも油断しない
 紫外線は曇りの日も降り注いでいます。散歩やカフェに行くだけでも習慣に!
ビタミンD不足は心配しすぎなくて大丈夫
「日焼け止めでビタミンDが不足するかも…」と不安に思う人もいますが、 実は多くの人が塗る量が少ないので心配する必要はありません。 それでも気になる場合は、短時間だけ直射日光を浴びるか、食品やサプリメントで補いましょう。
カフェ時間も紫外線に要注意!
「室内だから安心」と思いがちですが、窓から紫外線A波は入ってきます。 特に長時間の作業や読書をする場合は、塗り直し+室内の奥の席に避難するのも立派な対策です。
ゆっくり過ごせるカフェを探したいときは、Café Cherché を活用してみてください。 Wi-Fiや電源の情報もわかるので、作業がはかどりますよ。
まとめ|噂に惑わされず正しい知識で紫外線対策を
ネットの噂に振り回されず、専門家が勧める方法を実践するのが美肌を守るコツです。 日焼け止めは正しく使えば、肌がん予防にもシミ・シワ防止にも効果的。
今年の夏は、塗り方・塗り直し・席選びを意識して、カフェ時間も外時間も紫外線を気にせず楽しみましょう!
参考:Harvard Health『The Science of Sunscreen』 | AAD『How to apply sunscreen』


