7月5日をきっかけに見直す地震対策:いつ起きても守れる“3つの準備
公開: 2025/07/15

「7月5日に地震」はデマ——だからこそ今こそ備えを見直そう
「2025年7月5日に大地震が来る」という投稿がSNSで拡散しました。しかし 気象庁FAQ「地震の予知はできますか?」 にもある通り、日時と場所を特定した地震予知は科学的に不可能です。不安に振り回されるより、“いつ来ても大丈夫”と言える備えを整えることが安心への近道です。
首都直下地震の被害想定を知る
死者6,148人・避難者約299万人——数字で見るリアル
東京都防災会議の最新想定(都心南部直下地震 M7.3、冬夕方・風速8m/s)では、死者約6,148人、避難者約299万人とされています。(出典:東京都防災会議「首都直下地震等による被害想定 調査結果概要(PDF)」)
“火災”が最大のリスク
内閣府の分析では、想定される死者のうち約7割が火災によるものとされています。詳細は 内閣府資料 を参照してください。
7月5日地震デマはなぜ広がった?
きっかけは漫画『私が見た未来』の“一文”
1999年初版の漫画が2021年に復刊し、「2025年7月に大災難」との記述が注目されました。その後、誰かが“7月5日”という日付を付け足して拡散。香港では旅行予約が減り、航空各社が減便する事態に。出典:毎日新聞。
公式機関は即座に否定
気象庁は2025年6月と7月の会見でも「科学的根拠はない」と繰り返し否定し、冷静な対応を呼びかけています。
レベル別・地震対策ロードマップ
レベル0円:今夜できること
- 寝室・玄関の家具配置を見直す(通路確保)
- スマホの設定や民間の防災アプリで緊急地震速報を受信できるようにする
- 家族LINEグループで現在地共有をピン留め
レベル週末:1,000〜5,000円で安心強化
- 非常持出袋を準備:水、モバイルバッテリー、簡易トイレなど
- 食料は“ローリングストック”方式で普段食+買い足し
レベル1か月:じっくり住まい強化
- 1981年以前の住居は自治体の耐震診断・補助制度を相談(例:東京都防災会議 被害想定PDF)
- L字金具+滑り止めシートで家具転倒防止
- 自宅・職場周辺の避難所と帰宅困難ルートを歩いて確認
“情報に振り回されない”4ステップ・テンプレート
- 公式ソースを1分で確認:気象庁・自治体・大学研究所
- 出典をたどる:リンクやPDFなど一次情報まで確認
- 専門家の複数コメントでクロスチェック
- シェア前に3秒ストップ:「この情報は誰を助ける?」と自問
今日から始める“安心ルーティン”
月初に食品の賞味期限をチェックし、カフェでくつろぎながら防災リストを更新してみましょう。Wi-Fiや電源、静かさで探せる Café Cherché なら、作業にぴったりの場所が見つかります。
備えた分だけ、日常のカフェタイムも自由になります。
参考:東京都防災会議 被害想定PDF / 内閣府資料 / 気象庁FAQ / 毎日新聞


