秋分の日ってなんのため?意外と知らない祝日の意味とトリビア5選

秋分の日ってなんのため?意外と知らない祝日の意味とトリビア5選
祝日なのに何を祝っているのかよく分からない——そんな「秋分の日」に、あなたはどんな意味があると思いますか?
実は秋分の日は、宇宙の動きや日本の伝統行事と深く関わっている、とても“意味のある日”なんです。今回は、つい誰かに話したくなる秋分の日の豆知識を5つご紹介します。
秋分の日は「毎年日付が違う」って知ってた?
2025年の秋分の日は9月22日ですが、2024年は9月23日でした。「祝日なのに固定じゃないの?」と思った方、それが自然の不思議なんです。
秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西に沈む“秋分点”を通過する日で決まります。つまり、地球の自転や公転によるズレから、年によって1日前後することがあるのです。
ちなみにこの日付は、国立天文台が観測して決定し、祝日法に基づいて発表されるという、少しレアな流れになっています。
明治時代には「祝日」じゃなかった
秋分の日が国民の祝日になったのは、実は戦後の1948年。「祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ日」として制定されました。
もともとは「秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)」と呼ばれる、天皇家の祖先をまつる儀式の日であり、一般人にはあまり馴染みのない日だったのです。
「秋彼岸」とのつながりも深い
秋分の日を中心に前後3日間、計7日間続く「秋彼岸」。この時期にお墓参りをする風習は、日本独自のものです。
仏教では、彼岸(ひがん)=極楽浄土は「西の彼方」にあるとされており、太陽が真西に沈む秋分の日は、あの世とこの世が最も近くなる特別な日と信じられてきました。
世界にもある?秋分に関する祝日
日本以外でも秋分を祝う文化は存在します。たとえばイランでは「メフルガーン」と呼ばれる秋の収穫祭が行われ、ヨーロッパの一部では秋分を収穫の恵みに感謝する日とする地域も。
ただし、祝日として国を挙げて秋分を記念するのは、日本がかなり珍しいケースだと言えるでしょう。
太陽と地球の“絶妙な関係”が決めていた
秋分の日には、太陽の高さや地球の傾きも関係しています。地球は23.4度傾いた状態で太陽の周りを公転しており、この傾きがあることで春分や秋分といった「季節の節目」が生まれます。
つまり、秋分の日は「地球の物理的な動きによって自然に決まる祝日」でもあるのです。
季節の変わり目、ちょっと立ち止まってみる日
普段、ただの「三連休の真ん中」や「昼と夜が同じくらいの日」としてしか見ていなかった秋分の日。でも、その背景には、日本の歴史、仏教、そして宇宙のダイナミズムが詰まっています。
そんな秋分の日、ほんの少し立ち止まって空を見上げてみるのもいいかもしれませんね。
【おまけ】静かに過ごす場所を探してみませんか?
秋分の日の午後、静かなカフェで本を読んだり、ノートを開いて自分と向き合ったりするのも素敵な過ごし方。Café Cherché(カフェ・シェルシェ)なら、Wi-Fiや電源の有無、静かさ、滞在時間などから自分に合ったカフェを簡単に探せます。
自然の節目に、自分だけの時間を過ごす場所を見つけてみませんか?
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