940mlで400円!?マンモス級コーヒーと「500円の壁」から見る、いまどきカフェ事情

コーヒー1杯の値段に、最近「高くなったな…」と感じたことはありませんか? 南米の干ばつや円安でコーヒー豆が値上がりするなか、早稲田の老舗喫茶「ぷらんたん」では5年で3回値上げし、現在は1杯490円。それでも学生のために「500円の壁」は超えたくないといいます。 一方、東京・虎ノ門には940mlで400円という“マンモス級”の「マンモスコーヒー」が登場し、SNSでも話題になっています。
早稲田「ぷらんたん」──それでも守りたい“500円の壁”
TBS NEWS DIGの取材によると、早稲田大学近くの喫茶店「ぷらんたん」では、この5年でコーヒー豆の仕入れ値が約3倍に。 コーヒーの価格は
- 約5年前:370円
- 値上げを重ねて:450円
- 現在:490円
と上がりましたが、店主は「学生街だからこそ、1杯500円は超えたくない」と話しています。 豆の国際価格高騰と円安というダブルパンチのなかで、ギリギリの価格設定を続けている、と紹介されています。
虎ノ門「マンモスコーヒー」──940mlで400円のインパクト
一方、オフィス街・虎ノ門に上陸した韓国発の「マンモスコーヒー」。 看板メニューのアメリカーノLサイズは約940mlで400円と、“マンモス級”のボリュームが特徴です。
- Sサイズ:約410ml
- Mサイズ:約590ml
- Lサイズ:約940〜960ml
- テイクアウト中心で、1日1,000杯売れる日もある人気ぶり
店舗には基本的に席を置かず、セルフレジやモバイルオーダーでオペレーションを効率化。 「人件費や家賃などのコストを抑えることで、この価格を実現している」と説明されています。 同じ“安いコーヒー”でも、ぷらんたんとはビジネスモデルがまったく違うのがポイントです。
同じ400〜500円でも「買っているもの」が違う
今回のニュースから見えてくるのは、同じ400〜500円でも、何にお金を払っているかが違うということです。
- ぷらんたん:落ち着いた店内、自家焙煎コーヒー、学生街ならではの空気感
- マンモスコーヒー:オフィス街でサッと買える手軽さ、たっぷり飲める大容量テイクアウト
どちらが正解という話ではなく、「ゆっくり座りたい日」なのか「移動しながらガブ飲みしたい日」なのかで、選ぶべきお店が変わってきます。
その日の予定や気分に合わせてカフェを選びたいときは、Café Cherché(カフェ・シェルシェ)のような、最適なカフェをすぐ探せるプラットフォームを使ってみるのも一つの方法です。 エリアや雰囲気をざっとチェックして、「今日はここに行ってみよう」と直感で選ぶだけでも、カフェ時間の満足度は変わってきます。
まとめ:値段だけじゃなく「どんな時間を過ごしたいか」で選ぼう
コーヒー1杯の値上げは確かに気になりますが、今回の
- 早稲田「ぷらんたん」の“500円の壁”
- 虎ノ門「マンモスコーヒー」の940ml・400円
という2つのニュースは、「値段」ではなく時間の使い方からカフェを選ぶ視点を思い出させてくれます。 あなたなら、今日はどちらの1杯を選びますか?
参考・出典
- TBS NEWS DIG「安くて大きい“マンモス級”コーヒー!?940mlのLサイズ400円、豆の高騰が続くなか学生街の喫茶店は1杯『500円の壁』を意識」
- Datazoo「学生街の喫茶店に打撃 1杯『500円の壁』を意識」
- InterBelle「韓国カフェチェーン『マンモスコーヒー』が虎ノ門に初上陸」
