世界の卒業式10選|帽子投げだけじゃない!国別の違いが一気にわかる

世界の卒業式10選|国別の違いをテンポよく比較
卒業式は“別れ”と“はじまり”を同時に感じる、世界共通の節目。でも国が変わると、「服装」「式の雰囲気」「家族の関わり方」「写真の撮り方」まで驚くほど違います。
この記事では、世界の卒業式10選として、定番から個性的なスタイルまでを国別に紹介。最後に「違いが一目でわかる」まとめと、よくある疑問Q&Aも付けました。
世界の卒業式が「違って見える」4つの比較ポイント
- 正装のルール:ガウン/制服/民族衣装など
- 式のテンション:厳かな式典/お祭りのような祝福
- 主役の幅:卒業生中心/家族・地域ぐるみ
- 写真文化:集合写真が主役/ロケ撮影が定番
世界の卒業式10選(国別)
1. アメリカ:ガウン&モルタルボード、フィナーレの帽子投げ
映画でおなじみの「ガウンと四角い帽子(モルタルボード)」が象徴的。式典はスピーチや学位授与が中心で、最後に帽子を投げる演出が“区切り”として印象に残ります。学位服の起源が中世ヨーロッパにあることも、アメリカの“学術の正装”感を強めています。[1]
- 雰囲気:明るく祝福ムード、拍手と歓声が多め
- 服装:ガウン+帽子、学部カラーが入ることも
2. イギリス:伝統の学位授与式、格式と写真映えの両立
大学ごとに様式は異なりますが、全体としてフォーマル寄り。ローブで整えた姿で学位授与を受け、歴史ある会場で記念撮影をする“クラシックさ”が魅力です。
- 雰囲気:厳かで落ち着いた進行
- 服装:ローブ(ガウン)中心、大学ごとの色や形の違いも
3. スウェーデン:白い学生帽と「街ぐるみ」の祝祭感
スウェーデンの卒業シーズンは、白い学生帽が象徴的。学校の区切りが“街のイベント”のように広がり、家族や友人も大きく関わって祝う空気が強いのが特徴です。卒業生が学校から走って出てきて家族が迎え、トラックで街を巡るような賑やかな祝い方も知られています。[2]
- 雰囲気:とにかくにぎやか、外(街)に開くお祝い
- 服装:フォーマル+白い帽子が印象的
4. 韓国:式はフォーマル、式後は“思い出づくり”が多彩
卒業式自体はきちんと行いつつ、式後に友人同士で写真を撮ったり、特別な食事をしたりと“余韻の時間”が厚め。過去には小麦粉や卵を使った派手な卒業のいたずら文化も話題になりましたが、近年は落ち着く傾向も報じられています。[3]
- 雰囲気:式は厳か、終わった後に一気に“青春モード”
- 写真:花束・友人との記念撮影が定番
5. 日本:式典は整然、袴や制服で「節目の実感」を大切に
学校体育館などで、来賓挨拶・卒業証書授与・送辞答辞といった流れが定番。服装は制服やスーツのほか、大学では袴スタイルもよく見られます。大きくはしゃぐより、言葉や所作で区切りを感じるタイプです。
- 雰囲気:厳かな進行、式そのものが“区切り”の中心
- 服装:制服/スーツ/(大学で)袴など
6. フランス:式の形は多様、祝う時間は家族・友人との食事へ
国や学校によって「式典の重み」が大きく違うのが特徴。式そのものを簡潔にし、家族や友人との食事・集まりを“お祝いの中心”にするケースもあります。
- 雰囲気:学校よりも、その後の時間に重心が移ることも
- 過ごし方:レストランや自宅での会食、記念撮影
7. ドイツ:卒業は“式+パーティー”で完成する
学年の節目を学校で区切ったあと、夜にダンスパーティーや集まりを開いて祝う文化が根強い地域も。フォーマルに装って“一区切りの夜”を過ごすイメージです。
- 雰囲気:式はきちんと、その後は華やか
- 服装:ドレスやスーツでパーティーに臨むことも
8. メキシコ:家族の存在感が大きい、花束と写真が主役級
卒業は本人だけでなく家族にとっても大切なイベント。花束や記念品、家族総出の写真撮影など、“家族の節目”として祝う色が強い地域もあります。
- 雰囲気:家族の祝福が前面に出やすい
- 写真:親族集合ショットが増えがち
9. インド:コンボケーション(学位授与式)+地域・学校で多様な装い
大学の学位授与式(convocation)は厳かな雰囲気で行われ、学校によってローブを着る場合も、伝統衣装を取り入れる場合もあります。多言語・多文化の国らしく、スタイルの幅が大きいのが特徴です。
- 雰囲気:式典としての重みが強い
- 服装:ローブ/伝統衣装/フォーマルなど学校ごとに多様
10. 中国:卒業写真が“作品”になりやすい、撮影と共有が一大イベント
卒業の思い出づくりとして、友人同士の撮影に力が入る傾向。学位服での集合写真はもちろん、ロケーション撮影やテーマを決めた写真など、“撮る・残す”が主役級になることもあります。
- 雰囲気:式+写真・共有までがセット
- 写真:ポーズやロケーションにこだわる人が多い
10選を比べて見えた「大きな違い」まとめ
- ガウン文化が強い:アメリカ/イギリス(学術の正装として確立)
- 街ぐるみで祝う:スウェーデン(外に開く祝祭感)
- 式後の時間が濃い:韓国/フランス(思い出づくり・食事・写真)
- 式典が“区切り”の中心:日本/インド(儀式としての重み)
- 写真が主役級:メキシコ/中国(家族・共有文化が強い)
よくある質問(Q&A)
Q. 帽子投げって、どこの国でもやるの?
主にアメリカの卒業式イメージとして定着しています。国や学校によっては行わない場合もあり、同じ国でも地域差・学校差があります。
Q. 卒業式の「正装」は何で決まる?
歴史ある学術儀礼(ローブなど)を継ぐ学校もあれば、制服文化や伝統衣装を大切にする地域もあります。国の文化だけでなく、学校の方針・宗教的背景・気候などでも変わります。
Q. 家族はどれくらい関わる?
家族参加が強い地域もあれば、学校行事として完結する地域もあります。写真や会食まで含めて“家族の行事”になりやすい国では、家族の存在感が特に大きくなります。
まとめ:卒業式の違いは、その国の「祝福の形」そのもの
世界の卒業式10選を見比べると、同じ“卒業”でも、儀式として丁寧に区切る国、街ぐるみで盛大に祝う国、式後の時間(写真・食事)に重心がある国など、祝福の形がさまざまです。
気になる国があったら、卒業写真や式典の様子を見比べてみるのもおすすめ。文化の違いが、意外なほどくっきり見えてきます。
