【初心者向け】確定申告のやり方をゼロから解説|必要書類・手順・e-Taxまで

初めての確定申告を、迷わず終わらせる手順
「確定申告って何から手をつければいいの?」という方向けに、必要な書類の集め方から、入力→提出→納税/還付までを、順番どおりに整理しました。この記事どおりに進めれば、初めてでも迷いにくいはずです。
最初にやること(10秒チェック)
- ① 申告が必要か確認
- ② 書類をそろえる(源泉徴収票/控除証明/売上と経費など)
- ③ 申告書を作る(公式の作成コーナー or 会計ソフト)
- ④ e-Taxで送信(または印刷して提出)
- ⑤ 納税 or 還付の確認
確定申告って何?(ざっくり全体像)
確定申告は、1年間(1月1日〜12月31日)の所得と税額をまとめて申告し、納めすぎ・不足を精算する手続きです。会社員は年末調整で完結することが多い一方で、副業がある/控除を追加で受けたい/個人事業をしているなどの場合は、確定申告をする(またはした方が得になる)ケースがあります。
なお、申告・納付期限は年分によって異なります。たとえば令和7年分(2025年分)の所得税は2026年3月16日(月)までと案内されています。[2]
まず確認:確定申告が必要な人/不要な人
会社員でも「必要」になりやすい例
- 給与の年間収入が2,000万円を超える
- 副業など、給与以外の所得の合計が20万円を超える(条件あり)
- 給与を2か所以上から受けていて、年末調整されていない給与がある(条件あり)
条件の細かい分岐があるため、まずは公式の整理を確認すると早いです。[1]
「申告すると戻る(還付)」が起きやすい例
- 医療費控除を受けたい
- ふるさと納税(ワンストップ未適用/確定申告が必要になった等)
- 住宅ローン控除の初年度
- 年末調整で出し忘れた控除(生命保険料控除、地震保険料控除など)がある
ポイント:「申告が必要か」だけでなく、「申告した方が得か」も同時にチェックすると、ムダが減ります。
準備するもの(書類・アカウント・控除の材料)
共通でそろえるもの
- 本人確認(マイナンバーが分かるもの)
- 振込先口座(還付がある場合)
- 昨年の申告書控え(あれば)
収入関係の書類
- 会社員:源泉徴収票
- 副業・個人事業:売上が分かるもの(請求書、入金履歴など)、経費(領収書・カード明細など)
- その他:配当や株取引、不動産収入などがある場合は各種明細
控除を受けるなら(集める“材料”)
- 医療費控除:医療費の明細(領収書は手元保管が基本)
- ふるさと納税:寄附金受領証明書など
- 生命保険料・地震保険料:控除証明書
- 社会保険料:支払額が分かる書類(国民年金の控除証明など)
手順:作成 → 提出 → 納税/還付(e-Tax・郵送も)
ステップ1:申告書を作成する
初心者は、案内に沿って入力できる公式の「確定申告書等作成コーナー」の利用が分かりやすいです(画面の質問に答える形式)。会計ソフトを使っている人は、ソフト側で作成→e-Tax連携できる場合もあります。
入力の順番(迷ったらこの順)
- 収入(給与・売上など)を入力
- 経費(事業の人)を入力
- 控除(医療費、保険料、寄附金など)を入力
- 税額を確認(還付/納税の金額が出る)
- 提出方法(e-Tax/印刷)を選択
ステップ2:提出する(おすすめはe-Tax)
e-Taxは自宅から提出でき、スマホでも進めやすいのが利点です。マイナンバーカード方式では、カードの登録をしておけば、利用者識別番号やパスワード管理の負担が減る仕組みが案内されています。[3]
- e-Tax:スマホ+マイナンバーカード(または対応機器)で送信
- 印刷して提出:税務署へ持参/郵送(控えが欲しい場合は控え用も)
提出直前にあわてないために、マイナンバーカードの電子証明書の期限や暗証番号(ロック)だけは早めに確認しておくと安心です。
ステップ3:納税/還付を確認する
- 納税がある:期限までに納付(振替、ネットバンキング、クレジットカード等の方法が選べます)
- 還付がある:指定口座に振り込まれます(時期は状況により前後)
申告書の控えや、入力に使った書類は、後から確認できるようにまとめて保管しておきましょう。
初心者がやりがちなミス5つ
- 「収入」と「所得」を混同(副業は“売上”ではなく、経費を引いた“所得”で判定される場面が多い)
- 控除の書類不足(証明書が見当たらず、入力が止まる)
- ふるさと納税の扱いミス(ワンストップのつもりが確定申告が必要になっていた等)
- マイナンバーカード周りで詰まる(暗証番号ロック/電子証明書期限切れ)
- 提出しただけで安心して納税を忘れる(納税が必要な人は“支払い”までがセット)
よくある質問(期限・添付・修正申告など)
期限に間に合いそうにない場合は?
できる範囲で早めに作成し、分からない部分があれば税務署の相談窓口やチャットボットなども活用しましょう。期限後の申告は不利益が生じることがあるため、「とりあえず提出」ではなく、必要事項を確認してから出すのが安心です。
書類は全部提出するの?
提出が必要な書類・不要な書類は、控除や提出方法で変わります。e-Taxの場合、画面で案内される“添付”や“提出省略”の指示に従うのが確実です(領収書は提出しなくても保管が必要なものがあります)。
提出後に間違いに気づいたら?
内容によって、訂正の手続き(修正申告や更正の請求など)ができます。放置せず、気づいた時点で早めに確認するとトラブル回避につながります。
補足:この記事は一般的な流れの解説です。取引が多い、複数の所得がある、初めての青色申告など不安が大きい場合は、税理士や税務署への相談も選択肢に入れてください。
