【2026年最新】コーヒーにお金をかける都道府県ランキング|1位は大津市・2位京都市、家計調査で見る"コーヒー県"の意外な順位

毎日の一杯として親しまれるコーヒー。では、家庭でコーヒーにいちばんお金をかけているのは、どの地域なのでしょうか。総務省の「家計調査」を見ると、その答えがはっきり数字で表れます。
この記事では、家庭で購入するコーヒー(豆・粉・インスタント)への年間支出を、都道府県庁所在市別にランキングで紹介します。使うのは総務省統計局の家計調査(二人以上の世帯・2023〜2025年の3年平均)です。上位に並ぶ「コーヒー県」の意外な顔ぶれと、その背景も読み解きます。なお、この統計の集計単位は47都道府県ではなく、県庁所在市と政令市を合わせた52市である点にご留意ください。
コーヒー支出ランキングTOP15(都道府県庁所在市別)
1世帯あたりの年間支出金額です。全国平均は8,389円でした。
| 順位 | 都市 | 年間支出 |
|---|---|---|
| 1 | 大津市(滋賀) | 10,396円 |
| 2 | 京都市(京都) | 10,149円 |
| 3 | 水戸市(茨城) | 9,749円 |
| 4 | 東京都区部 | 9,679円 |
| 5 | 神戸市(兵庫) | 9,641円 |
| 6 | 広島市(広島) | 9,549円 |
| 7 | 盛岡市(岩手) | 9,460円 |
| 8 | 松江市(島根) | 9,294円 |
| 9 | 長野市(長野) | 9,232円 |
| 10 | 札幌市(北海道) | 9,227円 |
| 11 | 秋田市(秋田) | 9,215円 |
| 12 | さいたま市(埼玉) | 9,147円 |
| 13 | 横浜市(神奈川) | 9,110円 |
| 14 | 金沢市(石川) | 9,096円 |
| 15 | 奈良市(奈良) | 9,044円 |
| (全国平均) | 8,389円 | |
1位は滋賀の大津市、2位は京都市と、関西の京滋エリアがワンツーを占めました。購入した「量」で見ると1位は京都市(年3,265g)で、京都・金沢は「たくさん飲む」タイプの地域といえます。
関西・京滋が上位に並ぶ背景
支出でも数量でも、京都と大津が上位を占めます。同じ家計調査ではパンへの支出も京都・関西が全国トップ級で、「家庭でパンとコーヒー」という食のスタイルが根づいている地域といえそうです。ただし、これはあくまでデータ上の傾向であり、パン食がコーヒー支出を押し上げていると断定できるものではありません。
寒い地域・雪国も上位に
盛岡・札幌・秋田・長野・金沢といった、寒さや積雪の多い地域が上位15市に多く入っているのも特徴です。家の中で温かいコーヒーを淹れて飲む習慣が背景にあると説明されますが、これも統計から読み取れる傾向にとどまります。
最下位は静岡市|「緑茶1位」の裏返し
52市のなかで支出も数量も最下位だったのは静岡市でした。年間支出は6,414円で、全国平均を大きく下回ります。ところが、同じ家計調査の「緑茶」への支出では、静岡市が7,697円で全国1位です。お茶の産地では、家庭の飲み物の中心が緑茶で、コーヒーが相対的に少なくなる——この置き換えの関係が、同じデータのなかにはっきり表れています。鹿児島市や宮崎市もお茶どころで、コーヒー支出は下位でした。
「コーヒー」と「コーヒー飲料」は別物
ここで紹介したのは、豆・粉・インスタントなど家庭で淹れるための「コーヒー」への支出です。ペットボトルや缶で売られる液体の「コーヒー飲料」は、家計調査では別の品目として集計されており、上位に並ぶ都市もまったく異なります(コーヒー飲料は青森市が全国1位)。ランキングを見るときは、この2つを混同しないことがポイントです。
よくある質問(FAQ)
Q. コーヒーにいちばんお金をかけている地域はどこですか?
総務省の家計調査(二人以上の世帯・2023〜2025年平均)では、滋賀県の大津市が年間10,396円で1位、京都市が10,149円で2位でした。関西の京滋エリアが上位を占めています。
Q. なぜ「都道府県」ではなく「市」の順位なのですか?
家計調査の品目別ランキングは、47都道府県ではなく、県庁所在市と政令指定都市を合わせた52市を単位に集計されているためです。「大阪府」ではなく「大阪市」というように、市の数字で比較されます。
Q. コーヒー支出が少ないのはどこですか?
最下位は静岡市(年6,414円)でした。ただし静岡市は緑茶への支出が全国1位で、家庭の飲み物の中心が緑茶になっているためと考えられます。お茶どころほどコーヒー支出が少ない傾向が見られます。
Q. このランキングは毎年同じですか?
いいえ。3年平均でも、年によって順位はかなり入れ替わります。この記事の数字は2023〜2025年の平均値です。最新の傾向を知りたいときは、総務省統計局の家計調査で更新された数字を確認してください。
まとめ
家庭のコーヒー支出ランキングでは、大津市・京都市を筆頭に関西の京滋エリアが上位を占め、盛岡や札幌など寒い地域も並びました。一方、お茶どころの静岡市は最下位で、緑茶1位という裏返しの関係が見えます。数字の裏には、その土地の食文化や気候が映っています。あなたの街は何位だったでしょうか。次の一杯を淹れるとき、ちょっと思い出してみてください。
参考サイト
- https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html | 総務省統計局「家計調査 品目別ランキング」
- https://www.e-stat.go.jp/ | 政府統計の総合窓口 e-Stat(家計調査)
- https://coffee.ajca.or.jp/data/ | 全日本コーヒー協会「統計資料」
