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缶の「コーヒー」と「コーヒー飲料」は何が違う?|豆の量で3段階に分かれている

公開: 2026/08/27 更新: 2026/08/25
缶の「コーヒー」と「コーヒー飲料」は何が違う?|豆の量で3段階に分かれている

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コンビニで缶コーヒーの裏面を見ると、「名称」の欄に「コーヒー」と書かれているものと「コーヒー飲料」と書かれているものがあります。同じ棚に並んでいるのに、なぜ呼び名が違うのか。

これは各社が好きに付けているのではなく、使っている豆の量で決まっています。業界の公正競争規約が3段階の線を引いていて、名称欄への表示も義務づけられています。つまり裏面を見れば、その飲み物がどれだけ豆を使っているかが必ず分かります。

3つの線は生豆の量で引かれている

コーヒー飲料等の表示に関する公正競争規約は、第2条で次のように定義しています。基準は内容量100グラムあたりに使われている生豆の量です。

  • コーヒー 生豆換算で5グラム以上
  • コーヒー飲料 生豆換算で2.5グラム以上5グラム未満
  • コーヒー入り清涼飲料 生豆換算で1グラム以上2.5グラム未満

規約の原文はこう書かれています。

この規約で「コーヒー」とは、内容量100グラム中にコーヒー生豆換算で5グラム以上のコーヒー豆から抽出又は溶出したコーヒー分を含むものをいう。

いちばん上の「コーヒー」は、いちばん下の「コーヒー入り清涼飲料」の5倍以上の豆を使っている計算になります。同じ棚の同じ値段でも、中身の濃さの出発点が違うということです。

炭酸が入ると別枠になる

4つ目の区分もあります。「コーヒー入り炭酸飲料」で、これは生豆換算1グラム以上のコーヒー分を含むものに二酸化炭素を圧入したもの、と定義されています。コーヒーソーダのような製品がここに入ります。

豆の量ではなく炭酸の有無で分かれるので、上の3段階とは並びが違います。

裏面の「名称」を見れば必ず分かる

この区分は任意ではありません。規約は、コーヒーには「コーヒー」、コーヒー飲料には「コーヒー飲料」と、それぞれ名称欄に表示するよう定めています。どれを名乗るかを選べる仕組みではなく、中身が決まれば呼び名も決まります

だから商品名の大きな文字ではなく、裏面の小さな「名称」の欄を見るのが確実です。パッケージに「深煎り」「濃厚」と書いてあっても、名称が「コーヒー入り清涼飲料」なら生豆は100グラムあたり1〜2.5グラムです。

ちなみにカフェインを抜いた製品にも決まりがあります。コーヒー分としてカフェインレスコーヒーだけを使った場合は、名称のうしろに括弧を付けて「カフェインレス」と表示することになっています。

選ぶときの手がかりになる

この3段階は、味の好みを言葉にするのにも使えます。「濃いほうが好き」と思っているなら名称が「コーヒー」のものを、「甘くて飲みやすいほうがいい」なら「コーヒー飲料」や「コーヒー入り清涼飲料」を選ぶ、という当たりの付け方ができます。

豆の量が多いほど良い、という話ではありません。ミルクや砂糖とのバランスで設計されているので、区分は好みを探すための座標だと考えるとちょうどいい距離感です。

飲み比べてみるなら、缶コーヒーの詰め合わせをYahoo!ショッピングで探す(広告)という手もあります。

よくある質問(FAQ)

Q. 「コーヒー」と「コーヒー飲料」は何が違いますか?

使っている豆の量です。公正競争規約では、内容量100グラム中に生豆換算で5グラム以上使っていれば「コーヒー」、2.5グラム以上5グラム未満なら「コーヒー飲料」と定義されています。

Q. 「コーヒー入り清涼飲料」とは何ですか?

内容量100グラム中に生豆換算で1グラム以上2.5グラム未満のコーヒー分を含むものです。3段階のうち、いちばん豆の量が少ない区分にあたります。

Q. どこを見れば区分が分かりますか?

パッケージ裏面の「名称」の欄です。規約が、コーヒーには「コーヒー」、コーヒー飲料には「コーヒー飲料」と表示するよう定めています。

Q. コーヒー入り炭酸飲料は何ですか?

生豆換算で1グラム以上のコーヒー分を含むものに二酸化炭素を圧入したものです。豆の量ではなく炭酸の有無で分かれる、別の区分になります。

Q. 豆の量が多いほうがおいしいのですか?

好みによります。区分は味の優劣ではなく、どれだけ豆を使っているかを示すものです。ミルクや砂糖との組み合わせで設計されているので、好みの傾向を探す手がかりとして使うのがおすすめです。

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まとめ

缶の「コーヒー」と「コーヒー飲料」の違いは、使っている豆の量です。内容量100グラムあたりの生豆換算で、5グラム以上なら「コーヒー」、2.5グラム以上5グラム未満なら「コーヒー飲料」、1グラム以上2.5グラム未満なら「コーヒー入り清涼飲料」。公正競争規約が名称欄への表示を義務づけているので、裏面を見れば必ず判別できます。好みの傾向を探す座標として使ってみてください。

参考サイト

  • https://www.jfftc.org/DATA/Kiyaku_pdf/b03_H_cancoffee.pdf | 全国公正取引協議会連合会「コーヒー飲料等の表示に関する公正競争規約」
  • https://www.jfftc.org/DATA/Kiyaku_pdf/b05_H_coffee.pdf | 全国公正取引協議会連合会「レギュラーコーヒー及びインスタントコーヒーの表示に関する公正競争規約」


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