日焼け止めは9月でやめていい?|9月の紫外線は4月より強く、落ちるのは10月から

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朝晩が涼しくなってくると、日焼け止めをいつまで塗るか迷いませんか。もう9月だし、そろそろいいかな、と。
気象庁が観測している紫外線の強さを見ると、その判断は1か月ほど早いことが分かります。9月の紫外線は4月より強く、はっきり下がるのは10月に入ってからです。この記事では、涼しさと紫外線がずれる理由と、切り上げる目安を実測値で確認します。
9月と4月を比べると9月のほうが強い
気象庁はつくばで紫外線を観測していて、日ごとの最大UVインデックスの月平均を公表しています。2005年から2025年までの21年を平均すると、こうなります。
- 4月 4.85
- 5月 5.80
- 9月 5.46
- 10月 3.55
4月と9月を比べると、9月のほうが上です。しかも平均だけの話ではなく、21年のうち18年(86パーセント)で9月が4月を上回っています。直近5年でも、9月が下回ったのは2021年だけでした。
一方で5月には届きません。9月が5月を超えた年は21年中5年で、ここは「春のピークほどではないが、春の入口より強い」という位置づけになります。
涼しさと紫外線がずれる理由
体感と数字がずれるのは、紫外線の強さを決めているのが気温ではないからです。効いているのは太陽の高さで、太陽が高いほど、光が大気を通る距離が短くなって紫外線が届きやすくなります。
気温のほうは、地面や海が温まったり冷めたりする分だけ遅れて動きます。太陽の高さは秋分に向かって下がっていくのに、暑さはそれより遅れて引く。だから「涼しくなったから紫外線も弱いはず」という感覚が、実際より1か月ほど先走ります。
落ちるのは10月に入ってから
では、いつなら切り上げてよいか。数字がはっきり動くのは10月です。つくばの月平均は9月の5.46から10月の3.55へ、35パーセント下がります。9月のあいだはほぼ横ばいで、月が替わってから段差がつく形です。
この水準の意味は、環境省の「紫外線環境保健マニュアル2020」が区分を示しています。
1〜2 弱い 安心して戸外で過ごせます。
3〜5 中程度/6〜7 強い 日中は出来るだけ日陰を利用しよう。出来るだけ長袖シャツ、日焼け止め、帽子を利用しよう。
9月の5.46は「中程度」の上のほうで、日焼け止め・帽子・日陰が推奨される範囲に入ります。10月の3.55も「中程度」には残るので、ゼロにするというより段階を落とすのが実際的です。
地域による違い
同じ傾向は他の観測地点にも出ますが、程度は違います。那覇(2005〜2017年)は9月の平均が8.48で、5月の7.40を上回る年が13年中12年。札幌(同期間)は9月が4.18で、4月の3.53を上回る年が13年中12年あり、9月から10月への下がり幅は43パーセントとつくばより急です。
南ほど9月の紫外線が強く残り、北ほど10月の落ち込みが急という関係になります。
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よくある質問(FAQ)
Q. 日焼け止めは9月でやめていいですか?
数字の上ではまだ早い時期です。つくばの日最大UVインデックスの月平均(2005〜2025年)は9月が5.46で、4月の4.85を上回ります。環境省の区分では3〜5が「中程度」、6〜7が「強い」で、どちらも日焼け止め・帽子・日陰が推奨される範囲です。
Q. 紫外線が弱くなるのはいつですか?
10月です。つくばの月平均は9月の5.46から10月の3.55へ、35パーセント下がります。9月中はほぼ横ばいで、月が替わってから段差がつきます。
Q. 9月は5月より紫外線が強いですか?
つくばでは5月のほうが強いです。9月の5.46に対し5月は5.80で、9月が5月を上回った年は21年中5年でした。ただし那覇(2005〜2017年)では9月の8.48が5月の7.40を上回る年が13年中12年あり、地域差があります。
Q. 涼しいのに紫外線が強いのはなぜですか?
紫外線の強さを決めるのは気温ではなく太陽の高さだからです。太陽が高いほど光が大気を通る距離が短くなり、紫外線が届きやすくなります。気温は地面や海の温まり方の分だけ遅れて動くので、体感とずれます。
Q. UVインデックスの数字はどう読めばよいですか?
環境省の紫外線環境保健マニュアルでは、1〜2が「弱い」、3〜5が「中程度」、6〜7が「強い」、8〜10が「非常に強い」、11以上が「極端に強い」です。3以上では日陰・長袖・日焼け止め・帽子の利用が推奨されています。
まとめ
つくばの日最大UVインデックスの月平均は、9月が5.46で4月の4.85を上回ります。21年のうち18年でこの関係が成り立っていて、例外のほうが少ない数字です。はっきり落ちるのは10月で、9月から35パーセント下がります。涼しさと紫外線がずれるのは、強さを決めているのが気温ではなく太陽の高さだから。切り上げるなら10月を目安に、それも一気にやめるより段階を落とすのが実際的です。
参考サイト
- https://www.data.jma.go.jp/env/uvhp/uvimax_monthave_tsu.html | 気象庁「日最大UVインデックス(観測値)月平均値」つくば
- https://www.data.jma.go.jp/env/uvhp/uvimax_monthave_nah.html | 気象庁 同 那覇
- https://www.data.jma.go.jp/env/uvhp/uvimax_monthave_sap.html | 気象庁 同 札幌
- https://www.env.go.jp/content/900410650.pdf | 環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」
