さんまが秋においしくなる理由|脂がのる仕組みと選び方のコツ

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9月になると、スーパーの鮮魚コーナーに秋刀魚が並び始めます。同じ魚なのに、季節によって脂ののり方がまったく違うことをご存じでしょうか。
この記事では、秋のさんまがおいしくなる仕組みと、2026年の漁模様、選び方のコツを紹介します。
なぜ秋のさんまは脂がのるのか
さんまは季節によって大きく回遊する魚です。岩手県水産技術センターによると、春から夏にかけて日本の南西海域から北海道や千島列島南部の沖合まで北上し、8月中旬ころから南下を始めます。北上している間の餌は主に浮遊性の小型甲殻類(エビ・カニの仲間)で、秋のさんまはこの北の海でたくさん餌を食べているため脂がのっているのに対し、初夏のさんまは脂が少なくさっぱりしているといいます。同じ魚でも、北でどれだけ栄養を蓄えてから南下してきたかによって、味わいが大きく変わるということです。
2026年の漁模様、水産研究・教育機構の予報
水産庁は2026年7月、国立研究開発法人水産研究・教育機構がとりまとめたサンマの長期漁海況予報を発表しました。道東から常磐にかけての海域を主な対象に、今年のさんまの来遊量は昨年の水準を下回る見通しとされています。この海域で漁獲される個体に占める1歳魚の割合や、その体重も昨年を下回るとされています。昨年に比べると1匹あたりのボリュームが控えめになる可能性はありますが、脂がのる仕組み自体は変わりません。
おいしいさんまの選び方
鮮度のよいさんまを選ぶときは、目が澄んで濁りがないか、体全体にハリとつやがあるかを見るのがポイントです。旬の時期に出会える個体を、じっくり選んで楽しみたいところです。
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よくある質問(FAQ)
Q. なぜ秋のさんまは脂がのっているのですか?
A. さんまは春から夏にかけて北上し、北の海で浮遊性の小型甲殻類(エビ・カニの仲間)をたくさん食べて栄養を蓄えます。8月中旬ころから南下を始める秋のさんまは、この間に蓄えた栄養で脂がのった状態になっています。
Q. 2026年のさんまは不漁なのですか?
A. 水産庁が2026年7月に公表した、水産研究・教育機構がとりまとめた予報では、道東から常磐にかけての海域を中心に、来遊量が昨年の水準を下回る見通しとされています。ただし脂がのる仕組み自体は例年と変わりません。
Q. 新鮮なさんまはどう見分ければいいですか?
A. 目が澄んでいるか、体にハリとつやがあるかを見るのがポイントです。
まとめ
秋のさんまがおいしいのは、夏の間に北の海でたっぷり栄養を蓄えてから南下してくるためです。2026年は水産研究・教育機構の予報で来遊量が昨年の水準を下回る見通しとされていますが、旬の仕組みは変わりません。目の澄み具合やハリを見ながら、今年出会える一匹を選んでみてください。
