コーヒー生豆の輸入先ランキング|4割はブラジル、25年前は6位だったベトナムが2位に

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日本で飲まれるコーヒーは、ほぼすべてが輸入された豆です。では、どこの国から来ているのか。財務省の貿易統計を全日本コーヒー協会がまとめた数字で、2025年の輸入先を上から並べてみます。
結論から言うと、4割がブラジル、4分の1がベトナムで、この2か国だけで3分の2に届きます。そして25年前は、まったく違う顔ぶれでした。
2025年の生豆輸入先ランキング
焙煎前の豆(生豆)に限った、2025年の国別輸入量です。数字は2026年9月時点の確々報です。
| 順位 | 国 | 輸入量 | 構成比 |
|---|---|---|---|
| 1 | ブラジル | 146,619トン | 40.8% |
| 2 | ベトナム | 89,998トン | 25.0% |
| 3 | コロンビア | 38,034トン | 10.6% |
| 4 | グアテマラ | 19,630トン | 5.5% |
| 5 | エチオピア | 15,069トン | 4.2% |
| 6 | タンザニア | 11,623トン | 3.2% |
| 7 | インドネシア | 9,385トン | 2.6% |
総量は359,382トンで、輸入元は53か国にのぼります。ただし上位3か国で76.4%を占めるので、棚に並ぶ豆の産地の多彩さと、量の集中ぐあいは別の話ということになります。
2位が入れ替わったのは2012年
同じ順位表を2000年までさかのぼると、上位の顔ぶれが違います。
- 1位 ブラジル 90,104トン(23.6%)
- 2位 コロンビア 70,463トン(18.4%)
- 3位 インドネシア 69,906トン(18.3%)
- 6位 ベトナム 25,315トン(6.6%)
当時のベトナムは6位で、コロンビアの3分の1ほどしか入っていませんでした。それが2012年に75,725トンまで伸びてコロンビアを抜き、2位に上がります。以来、直近の2025年まで2位を保っています。
25年間の変化を倍率で見ると、ブラジルが1.63倍、ベトナムが3.56倍。いっぽうコロンビアは0.54倍、インドネシアは0.13倍で、量にすると7分の1近くまで下がりました。同じ「コーヒーの国」でも、日本の棚との距離はこれだけ動いています。
「輸入量」には3つの数字がある
コーヒーの輸入を調べると、似ているのに一致しない数字がいくつも出てきます。区分が違うためです。
豆は3つの形で入ってきます。焙煎前の生豆、焙煎済みのレギュラーコーヒー、そしてインスタントコーヒー。生豆に換算してならすと、比率はこうなります。
- 生豆 全体の約86%
- インスタントコーヒー 10.0%
- レギュラーコーヒー(焙煎豆) 1.8%
つまり日本は、豆を生のまま買ってきて国内で焙煎する国です。焙煎済みで入ってくるのは全体の2%足らずしかありません。
おもしろいのは、この2つで輸入元がまるで違うことです。焙煎豆の1位はアメリカ合衆国(2,498トン)で、産地というより加工地から来ています。インスタントコーヒーの1位はベトナム(10,828トン)。ベトナムは生豆でも加工品でも日本に売っていることになります。
産地ごとの味の違いを確かめたいなら、まずは上位に並ぶ国の豆から。エチオピアの豆をYahoo!ショッピングで探す(広告)という手もあります。
よくある質問(FAQ)
Q. 日本のコーヒー豆はどこから一番多く輸入されていますか?
ブラジルです。2025年の生豆輸入量は146,619トンで、全体の40.8%を占めます。2位はベトナムで89,998トン(25.0%)です。
Q. ベトナムはいつから2位になったのですか?
2012年です。2011年まではコロンビアが2位でしたが、2012年にベトナムが75,725トンで上回り、それ以降2025年まで2位が続いています。
Q. 日本は何か国からコーヒーを輸入していますか?
2025年は53か国です。ただし上位3か国(ブラジル・ベトナム・コロンビア)だけで76.4%を占めます。
Q. 焙煎した豆で輸入されるものはどのくらいありますか?
生豆に換算した全体のうち1.8%です。インスタントコーヒーが10.0%、残りの約86%が生豆なので、日本はほとんどの豆を生のまま輸入して国内で焙煎していることになります。
Q. インドネシア産のコーヒーは減っているのですか?
日本への輸入量で見ると、2000年の69,906トンから2025年は9,385トンになっています。2000年は3位でしたが、2025年は7位です。
まとめ
2025年、日本が輸入した生豆359,382トンのうち、40.8%がブラジル、25.0%がベトナムでした。2000年にはベトナムは6位で、2位はコロンビア、3位はインドネシア。2012年にベトナムが2位に上がって以来、その並びが続いています。そして日本に入ってくる豆の約86%は焙煎前の生豆で、国内で焼かれてからカップに届きます。次に飲む一杯の袋の裏を見ると、この表のどこかに書かれた国の名前が見つかるはずです。
参考サイト
- https://coffee.ajca.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2026/03/data-gc-yunyuryo-tanka2025.pdf | 全日本コーヒー協会「日本のコーヒー生豆の国別輸入量・単価」(資料:財務省「貿易統計」)
- https://coffee.ajca.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2026/03/data-24-2025-2.pdf | 全日本コーヒー協会「生豆輸入量 上位24ヶ国」(資料:財務省「貿易統計」)
- https://coffee.ajca.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2026/03/data-rcic-yunyuryo-tanka2025.pdf | 全日本コーヒー協会「レギュラーコーヒーとインスタントコーヒーの国別輸入量・単価」
- https://coffee.ajca.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2026/03/data-yunyu-suii2025.pdf | 全日本コーヒー協会「日本のコーヒーの輸入量の推移」
