台風シーズンの終わりはいつ?10月に入ると急減する発生数を気象庁データで

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8月から9月にかけては、台風のニュースを目にしない週がないほどでした。「もう少し落ち着いてほしい」と感じている人も多いのではないでしょうか。実は、10月に入ると台風の発生数は目に見えて減っていきます。
この記事では、気象庁が公表している台風の平年値(1991〜2020年の30年平均)をもとに、台風シーズンがどのタイミングで落ち着いていくのかを紹介します。
台風の発生数・接近数、月別の推移
気象庁の平年値によると、台風の発生数・日本への接近数・上陸数は、月ごとに以下のように推移します。
- 8月:発生5.7個、接近3.3個、上陸0.9個
- 9月:発生5.0個、接近3.3個、上陸1.0個
- 10月:発生3.4個、接近1.7個、上陸0.3個
- 11月:発生2.2個、接近0.5個
発生数で見ると、8月から10月にかけてほぼ4割減ります。接近数はさらに落ち込みが大きく、9月の3.3個から10月は1.7個と、ほぼ半減します。上陸数も9月の1.0個から10月は0.3個へと大きく減っており、体感としても「台風のニュースが減った」と感じやすいタイミングです。
なぜ10月から急に減るのか
気象庁によると、台風は一般的に海面水温が26〜27℃の海域で発生するといわれています。台風は海面から供給された水蒸気が凝結するときに放出する熱をエネルギー源としているため、海が十分に温かい海域でなければ発達しにくくなります。ただし気象庁は、大気の状態も重要な要因であり、海面水温が高いだけで台風の発生・発達につながるわけではないとも説明しています。夏の間、日本の南の海上は広く高い海面水温を保っていますが、秋が深まるにつれて水温は下がっていき、台風が発生・発達しやすい海域は徐々に南へ後退していきます。10月以降に発生数が減っていく背景には、こうした海面水温の変化があります。また、日本への接近数の減少には、台風を流す上空の風の変化も関わっています。
11月以降はさらに落ち着く
11月になると、発生数は平年で2.2個まで減り、日本への接近数も0.5個とわずかになります。台風そのものがなくなるわけではありませんが、日本に影響を及ぼすような接近・上陸は、9月をピークに10月、11月と段階的に大きく減っていくと捉えてよさそうです。
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よくある質問(FAQ)
Q. 台風は何月まで発生しますか?
A. 気象庁の統計では、11月でも平年2.2個の台風が発生しています。台風そのものはゼロにはなりませんが、日本への接近・上陸は10月から11月にかけて大きく減っていきます。
Q. 10月に台風が来ることもありますか?
A. あります。平年でも接近1.7個、上陸0.3個の実績があるため、油断はできません。ただし9月と比べると発生・接近・上陸のいずれも大きく減っています。
Q. なぜ秋になると台風が減るのですか?
A. 台風は一般的に海面水温26〜27℃の海域で発生するといわれています。秋が深まると日本周辺の海面水温が下がり、台風が発生・発達しやすい海域が南へ後退していくことが背景の一つです。ただし大気の状態も重要な要因で、海面水温だけで決まるわけではありません。
まとめ
台風の発生数は8月、日本への接近数は8月・9月、上陸数は9月がそれぞれ平年のピークで、10月からはいずれも急速に減っていきます。海面水温の低下によって台風が発達しやすい海域が南へ移っていくことが背景の一つです。とはいえ10月にも一定数の接近・上陸はあるため、油断せず備えは続けておきましょう。
