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みかんにいちばんお金をかける街は和歌山市|レモンやはっさくなど「他の柑きつ類」は松山市、家計調査の3年平均

公開: 2026/11/03 更新: 2026/10/22
みかんにいちばんお金をかける街は和歌山市|レモンやはっさくなど「他の柑きつ類」は松山市、家計調査の3年平均

みかんにいちばんお金をかけている街は、和歌山市です。総務省統計局が2026年2月に公表した家計調査(二人以上の世帯)の品目別ランキングで、2023〜2025年平均の1世帯あたり年間支出金額が、都道府県庁所在市と政令指定都市の52市(東京都区部を含む)のなかで1位になりました。金額は6,494円で、全国平均の4,512円の約1.44倍です。

この記事では、みかんの上位10市を表で紹介します。あわせて、家計調査で「他の柑きつ類」と呼ばれる、みかんとオレンジ以外の柑橘類の1位や、みかんが何月に買われているかも見ていきます。コタツのおともにみかんを手に取る前に、ちょっとした話のタネにしてみてください。

みかんの支出ランキング|1位は和歌山市

家計調査(二人以上の世帯)の品目別ランキングから、2023〜2025年平均の1世帯あたり年間支出金額の上位10市と全国平均を並べました。順位は支出金額で付けています。

順位市年間支出金額
1位和歌山市6,494円
2位静岡市5,724円
3位宇都宮市5,695円
4位新潟市5,421円
5位福井市5,272円
6位水戸市5,188円
7位富山市5,140円
8位浜松市5,065円
9位高松市4,853円
10位奈良市4,827円
-全国4,512円

1位の和歌山市と2位の静岡市の差は770円(6,494円−5,724円)です。同じ期間の年間購入量も見ると、全国平均が7,621gのところ、和歌山市は13,140gで1位、静岡市は11,634gで2位でした。

「他の柑きつ類」の1位は松山市

みかんのほかに、家計調査には「他の柑きつ類」という品目があります。総務省統計局の収支項目分類(2025年)では、みかんとオレンジの項目に入らない柑きつ類をまとめた品目で、例としてグレープフルーツ、スウィーティ、なつみかん、はっさく、レモン、かぼす、すだち、ゆず、伊予かん、三宝柑、きんかん、ザボン(ポメロ)が挙げられています。温州みかんは「みかん」に入り、みかんの缶詰は別の品目です。

この「他の柑きつ類」で、2023〜2025年平均の年間支出金額が1位だったのは松山市でした。上位5市と全国平均は次のとおりです。

順位市年間支出金額
1位松山市4,343円
2位高知市4,208円
3位徳島市3,387円
4位宮崎市3,090円
5位東京都区部2,838円
-全国2,200円

松山市の4,343円は、全国平均2,200円の約2.0倍です。年間購入量でも、全国平均3,694gに対して松山市は11,544gで1位でした。なぜこの数字になるのか、家計調査の結果だけでは理由は分かりません。

ひとつ前の集計(2022〜2024年平均)でも1位は同じ

ひとつ前の集計期間(2022〜2024年平均)の同じランキングも見てみます。みかんの年間支出金額は、全国平均が4,344円でした。1位は和歌山市の5,699円、2位は静岡市の5,626円、3位は水戸市の5,407円で、1位は今回と同じ和歌山市です。「他の柑きつ類」も、全国平均2,191円のところ、1位は松山市の4,991円、2位は高知市の4,621円と、こちらも同じ顔ぶれが並びました。2つの期間は2023年と2024年が重なっていて、含まれるのは2022〜2025年の4年分です。

ただし、みかんの年間購入量の順位は期間で入れ替わっています。2022〜2024年平均では1位が静岡市(12,244g)、2位が和歌山市(12,022g)でしたが、2023〜2025年平均では購入量でも和歌山市が1位です。この記事は「いくらお金をかけているか」を比べているため、順位は支出金額で書いています。

みかんを買うのは何月か|12月が突出している

ここからは、みかんが何月に買われているかを見ていきます。総務省統計局の「家計調査 長期時系列表 品目分類(全品目)(2025年改定):支出金額(月)」から、2025年の全国平均(二人以上の世帯、1世帯あたり1か月の支出金額)を抜き出しました。都市別ではなく、ランキングの3年平均とは別の、2025年1年分の数字です。

月みかん他の柑きつ類
1月746円200円
2月438円397円
3月190円516円
4月46円328円
5月36円209円
6月52円98円
7月93円60円
8月81円54円
9月134円55円
10月477円50円
11月859円73円
12月1,445円165円

みかんがいちばん買われているのは12月の1,445円で、いちばん少ない5月の36円の約40倍です。2025年の年間支出は4,598円で、そのうち11月と12月の合計は2,304円と、約半分(50.1%)がこの2か月に集まっています。12月が最多で5月が最少という形は、2023年と2024年も同じでした。

一方、「他の柑きつ類」は3月の516円がいちばん多く、10月の50円がいちばん少なくなっています。みかんの山が12月に来て、ほかの柑橘の山は3月に来るので、買う時期が少しずれていることが分かります。

よくある質問(FAQ)

Q. 家計調査とは何ですか?

総務省統計局が、全国の世帯の収入や支出を調べている調査です。この記事のランキングは、二人以上の世帯について、都道府県庁所在市と政令指定都市の52市(東京都区部を含む)を比べたものです。

Q. なぜ購入量ではなく支出金額で順位を付けているのですか?

この記事は「いくらお金をかけているか」を比べているため、順位は支出金額で付けています。参考までに、みかんの年間購入量は、2022〜2024年平均では静岡市が1位、2023〜2025年平均では和歌山市が1位と、期間によって入れ替わっています。

Q. 「他の柑きつ類」には何が入りますか?

総務省統計局の収支項目分類(2025年)では、みかんとオレンジに入らない柑きつ類が対象で、グレープフルーツ、なつみかん、はっさく、レモン、かぼす、すだち、ゆず、伊予かんなどが例に挙がっています。温州みかんは「みかん」に入ります。

Q. このランキングは、みかんの産地の順位と同じですか?

いいえ。このランキングは、家庭が買った金額の順位で、どこでたくさん収穫されたかという生産の順位とは別のものです。

まとめ

家計調査(2023〜2025年平均)で、みかんの年間支出金額が1位だったのは和歌山市で、「他の柑きつ類」の1位は松山市でした。2022〜2024年平均でも、どちらも同じ市が1位です。2025年の月別では、みかんの買い物は11月と12月に集まり、「他の柑きつ類」は3月にいちばん多くなっていました。

参考サイト

  • https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.htm | 総務省統計局「家計調査 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング」
  • https://www.stat.go.jp/data/kakei/zuhyou/rank07.xlsx | 総務省統計局「家計調査 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング 果物(2023年〜2025年平均)」
  • https://www.stat.go.jp/data/kakei/rank/backnumber.html | 総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング バックナンバー」
  • https://www.stat.go.jp/data/kakei/rank/zuhyou/rank22-24.xlsx | 総務省統計局「家計調査 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2022年〜2024年平均)」
  • https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200561&tstat=000000330001&cycle=0&tclass1=000001228280&tclass2val=0 | 政府統計の総合窓口 e-Stat「家計調査 長期時系列表 品目分類(全品目)(2025年改定):支出金額(月)」
  • https://www.stat.go.jp/data/kakei/2025np/pdf/fr8.pdf | 総務省統計局「家計調査2025年報 付録8 収支項目分類表」


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