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パンにいちばんお金をかける街は神戸市|家計調査の3年平均、量で数えると1位は堺市

公開: 2026/09/26 更新: 2026/09/24
パンにいちばんお金をかける街は神戸市|家計調査の3年平均、量で数えると1位は堺市

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パンにいちばんお金をかけている街はどこでしょうか。総務省の家計調査で、2023年から2025年の3年間の平均を見ると、1位は神戸市の年間41,967円でした。全国平均の34,242円より、7,725円多い金額です。

ところが、買ったパンの「量」で並べ直すと、1位は神戸市ではなく堺市に替わります。この記事では、金額と量の2つのランキングを並べて、パンの街の顔ぶれを見ていきます。

家計調査のランキングはこう作られている

数字の元になっているのは、総務省統計局が公表している「品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング」です。前提を3つ押さえておきます。

  • 二人以上の世帯の平均 一人暮らしの世帯は含まれません。金額は1世帯が1年間に使った額です
  • 2023年から2025年の3年平均 1年だけの数字より、年ごとのぶれが小さくなります
  • 52の都市で比べている 都道府県庁所在市に、県庁所在市ではない政令指定都市の川崎市・相模原市・浜松市・堺市・北九州市を加えた52都市です

堺市は大阪府の都市ですが、府庁所在地ではないので、政令指定都市として加わっています。同じ大阪府からは大阪市と堺市の2つが入っていることになります。

パンにお金をかける街 トップ10

順位都市年間の支出金額
1神戸市41,967円
2堺市39,416円
3京都市39,347円
4大阪市39,198円
5さいたま市38,856円
6広島市38,080円
7大津市37,850円
8東京都区部37,737円
9奈良市37,517円
10岡山市37,393円
-全国平均34,242円

上位には神戸市・堺市・京都市・大阪市と、関西の都市が4つ続きます。大津市と奈良市も入り、トップ10のうち6つが関西です。

量で数えると、1位は堺市

家計調査は、支出した金額のほかに、買った量(グラム)も集計しています。同じパンを量で並べると、順位が変わります。

順位都市年間の購入量
1堺市52,737g
2大阪市51,901g
3大津市51,790g
4京都市49,484g
5神戸市49,396g
6相模原市48,656g
7奈良市48,617g
8名古屋市48,561g
9川崎市46,915g
10岡山市46,552g
-全国平均42,398g

堺市は1年で52.7キロのパンを買っていて、量では52都市の1位です。金額で1位の神戸市は、量では5位でした。

1キロあたりにすると、神戸市は高め

それぞれの都市の支出金額を購入量で割ると、1キロあたりいくらのパンを買っているかの目安になります。統計局が公表している数字ではなく、編集部が同じ都市の金額と量から計算したものです。

都市支出金額購入量1キロあたり(編集部計算)
神戸市41,967円49,396g約850円
全国平均34,242円42,398g約808円
堺市39,416円52,737g約747円

神戸市は全国平均より1キロあたりの金額が高く、堺市は低くなっています。神戸市は1キロあたりの値段が高めのパンを買い、堺市はたくさん買っている、という違いが見えます。ただし、統計からはどんなパンを買っているかまでは分からないので、値段の差がどこから来ているかは、この数字だけでは言えません。

食パンでも、それ以外のパンでも、金額は神戸市が1位

家計調査は、パンを「食パン」と「他のパン」に分けても集計しています。「他のパン」は、食パン以外のパンをまとめた項目です。

品目金額の1位量の1位
食パン神戸市 14,550円堺市 24,190g
他のパン神戸市 27,417円堺市 24,173g

どちらの品目でも、金額は神戸市、量は堺市が1位で、パン全体と同じ形になりました。神戸市は食パンに1年で14,550円を使っていて、全国平均の10,713円を約3,800円上回ります。

神戸のパンは、港が開いたころから

神戸市の公式サイトは、パンの支出額が全国1位であることを紹介したうえで、神戸のパン文化の始まりを次のように説明しています。

「神戸港開港の後、居留地に外国人職人がパン屋を開業して以来、パン文化が広がりました」。神戸で最初のベーカリーは、1869年に旧居留地でイギリス人とフランス人が営んだ2軒のパン屋だと言われている、とも書かれています。

同じページによると、神戸市は、人口あたりのパンの製造小売店の数でも政令指定都市の中で1位です。これは2021年の経済センサスという国の調査にもとづく順位です。

神戸のパンを家で食べてみたいときは、神戸のパンをYahoo!ショッピングで探す(広告)こともできます。

パンの街はコーヒーの街でもある?

パンと一緒に飲むコーヒーも、同じ家計調査で見てみました。ここでのコーヒーは、コーヒー豆や粉、インスタントコーヒーのように、液体でないものを買った支出です。缶コーヒーなどの液体は「コーヒー飲料」という別の品目で、喫茶店で払うお金も別の項目です。コーヒーへの支出金額では、1位が大津市の10,396円、2位が京都市の10,149円で、神戸市は9,641円で5位です。神戸市と京都市は、パンでもコーヒーでも上位に入っています。

一方、ケーキへの支出金額では、神戸市は6,538円で52都市中48位でした。パンとケーキでは、上位に来る街の顔ぶれがずいぶん違います。

コーヒーの支出ランキングはコーヒーにお金をかける都道府県ランキング、喫茶店代のランキングはカフェ・喫茶代がいちばん高い街ランキングで詳しく紹介しています。

よくある質問(FAQ)

Q. パンにいちばんお金をかけている街はどこですか?

神戸市です。総務省の家計調査(2023〜2025年平均、二人以上の世帯)で、パンへの年間支出額は41,967円で、52都市の中で1位でした。

Q. パンをいちばんたくさん買っている街はどこですか?

堺市です。年間の購入量は52,737gで、52都市の中で1位でした。堺市は金額でも2位です。

Q. 東京はパンにお金をかけているほうですか?

東京都区部は年間37,737円で、52都市中8位です。全国平均の34,242円よりは多いものの、関西の都市のほうが上位に並んでいます。量では43,145gで22位でした。

Q. なぜ神戸はパンの街なのですか?

神戸市は、神戸港が開港したあと、居留地で外国人の職人がパン屋を開いたことからパン文化が広がったと説明しています。最初のベーカリーは1869年に旧居留地にできた2軒だと言われています。

Q. このランキングは一人暮らしも含みますか?

含みません。家計調査のこのランキングは、二人以上の世帯の平均です。

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まとめ

総務省の家計調査(2023〜2025年平均)で、パンへの支出金額がいちばん多いのは神戸市の41,967円でした。ところが買った量で数えると、1位は堺市の52,737gで、神戸市は5位です。1キロあたりに直すと、神戸市は全国平均より高め、堺市は低めのパンを買っている計算になります。神戸市は開港のころからパン屋が根づいた街で、人口あたりのパン屋の数も政令指定都市で1位です。パンの街を訪ねるときは、コーヒーも一緒に味わってみてください。

参考サイト

  • https://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html | 総務省統計局「家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2023年〜2025年平均)」
  • https://www.stat.go.jp/data/kakei/zuhyou/rank01.xlsx | 同「穀類」(パン・食パン・他のパンの金額と数量)
  • https://www.stat.go.jp/data/kakei/zuhyou/rank11.xlsx | 同「飲料」(コーヒー)
  • https://www.stat.go.jp/data/kakei/9.html | 総務省統計局「家計調査 収支項目分類」(「コーヒー」と「コーヒー飲料」の区分)
  • https://www.stat.go.jp/data/kakei/zuhyou/rank09.xlsx | 同「菓子類」(ケーキ)
  • https://www.city.kobe.lg.jp/a93457/kanko/fashion/kobebread.html | 神戸市「神戸のパン」(パンの歴史、人口当たりのパン店数)


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